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書名
文学の権能
漱石・賢治・安吾の系譜
著者/編者
押野武志
判型
A5判
頁数
310頁
コード
ISBN978-4-87737-288-0
価格
4,200円+税
紹介
新たなる文学至上主義宣言!
漱石と賢治、賢治と安吾、安吾と漱石が非連続に連続する場所で倫理的、政治的、美的課題を思考する。

美的イデオロギーにまみれていたはずの「日本近代文学」は、今でも変わらずそのイデオロギー性を有効に機能させているのだろうか。…本論のタイトルが含意するのは、文学が形を変えて今でも保持し続けている「権能」とそのからくりを明るみに出すことである。(「本文」より)

序章 漱石・賢治・安吾の系譜

第1章 
夏目漱石と同時代言説

  1『平凡』をめぐる冒険 『門』論
  2<浪漫趣味>の地平 『彼岸過迄』論
  3『こゝろ』における抑圧の構造
  4漱石と「大逆」事件論争の行方

第2章
病と死の修辞学

  1<痔>の記号学 夏目漱石『明暗』論
  2夢の修辞学 宮沢賢治「ガドルフの百合」論
  3<クラムボン>再考 宮沢賢治「やまなし」論
  4ばらまかれた身体 モダニズム文学と身体表象

第3章
詩と散文のあいだ

  1南方オリエンタリズムへの抵抗
  2ファシズムと文学T 坂口安吾「真珠」の両義性
  3ファシズムと文学U 「十二月八日」作品群をめぐって
  4「雨ニモマケズ」のパロディ 坂口安吾「肝臓先生」の戦略
  5六〇年代詩の帰趨 天沢退二郎論
終章文学のフラット化に向けて

 
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