「いまのわたしは本当のわたしかしら」
もう一度「幸田文」へ。私たちの気付かなかった幸田文がここにいる。
第一章 それは笑顔で始まった
ー幸田文のセルフイメージとメディアー
第二章「向嶋蝸牛庵」/中廊下型住宅というトポス
ー『みそっかす』をめぐってー
第三章 花柳界における情報媒体、「女中」の物語
ー『流れる』 を読み替えるー
第四章 大正期、「不良」の身体性
ー『おとうと』が表象するものー
第五章 暮しの情報発信者、というセルフイメージ
ー『番茶菓子』が表象するものー
第六章 ディスコミュニケーションの現場を構築する語りの方法
ー「台所のおと」に描かれた対幻想の世界ー
第七章 日本の戦後空間と幸田文
ー「回転ドア」のむこうー
第八章 語りが孕むフィクション世界の位相
ー「えぞ松の倒木更新」をめぐってー
第九章 メディアと幸田文/文学散歩
幸田格子一反を百名様に贈呈ー中央公論社版全集と幸田格子
二人の編集者が語る「木」、「崩れ」の創作現場
文のあしあとー小石川
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