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誰よりも愛しているからこそ激しく追い詰め合わずにはいられない宇治の姉妹の物語や、その若き生命力が自殺願望を押し破る、「起きる」女君としての浮舟――。源氏物語における女君たちの語られざる「思い」を、「病」や「出産」の相から浮き彫りにする。
序
T 正篇における思惟と身体
一 藤壺の反照
二 紫の上の通過儀礼
三 朝顔巻における「ゆかり」の変容
四 源氏物語における「なやみ」と身体
U 宇治十帖における思惟と身体
一 「なやみ」とぶらふ薫
二 大君物語における思惟と身体
三 「思ふ」女の未来学
四 東屋巻の思惟
五 誕生への問い
六 浮舟物語の回想と思惟
七 「起きる」女の物語
結語 あとがき 索引
(2004・3)
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